STELVIO CIPRIANI

 

イタリア映画音楽界、屈指のメロディー・メイカーのチプリアー二の作品を紹介します。

浸しみやすいメロディーは正に日本人好みです。

年代順に表記しています。(年代が違う場合もあると思いますが御了承下さい)

1966
★★★★★
ガンクレイジー (CAM)
★★★★★
ガンクレイジー (CAM)
A面のみが「ガン・クレイジー」のサントラです。チプリアーニの記念すべきデビュー作です。王道のマカロニ節が聴ける「DEGUELLO」とアレンジ違いの「EDEN E IL KILLER」、「EPILOGO」。ハーモニカとトランペットをフィーチャーした「DUELLO」は、ベースラインのアレンジがジャジーでカッコイイです。同じ曲のアレンジ違いの3曲等、全てイイです。マカロニ最高。
2曲入EPです。A1「THE BOUNTY KILLER」、B1「SENTENZA DI MORTE」の2曲を収録しています。2曲ともLPにも収録されています。

1967

★★★★★
UN UOMO, UN CAVALLO, UNA PISTOLA (CAM)
★★★★★
UN UOMO, UN CAVALLO, UNA PISTOLA (CAM)
A面のみです。1曲目のテーマ曲、言う事無しのカッコ良さです。トランペットが奏でるマカロニ節の「FACCIA A TERRA」、「ZOCCOLI NELLA POLVERE」、「FACCIA A TERRA」、「ZOCCLI NELLA POLVERE」、ジャジーな「UN UOMO, UN CAVALLO, UNA PISTOLA」等、全てイイです。最高。CD未収録曲も入っています。
こちらはCD盤です。1のテーマ曲がLPとバージョンが違います。LP&CDを網羅した完全盤があれば聴きたい。
1969
★★★★★
FEMINA RIDENS (CAM)
★★★★★
FEMINA RIDENS (DIGITMOVIES)
チプリアーニの傑作です。テーマ曲の「WEEK END WITH MARY」はワルツのリズムと甘い旋律のナンバーで、これが何曲かアレンジを変えて収録されています。その中でも一番の出来はエッダのスキャットによる「MARY'S THEME」が素晴らしいです。他では、スキャット、ブラスによる高速バロック・ジャズの「CHORUS AND BRASS 」、アップテンポの女性ボーカル・ナンバーの「FEMINA RIDENS」は歌謡曲風な曲調が最高です。最後に収録されている「FIGHT OF LOVE」は、これぞマカロニと言える燃えるナンバーです。何でこんな曲書けるんでしょうか、ホント凄いです。
左に紹介しているアナログ盤に8曲を新たに追加してのCD化です。追加の8曲はテーマ曲をサスペンス風にアレンジした「MARY'S NIGHTMARES」、ボーカル曲のアレンジ違いが3曲入っていて、最後に収録のボーカル無しバージョンが良かったです。LP収録の「LOVE SYMBOL」のアレンジ違いが1曲、同じくLP収録の「THE RUN IN THE ALLEY」のアレンジ違いが1曲。LPには入っていない所ではパイプオルガンによるミサ曲みたいな「LITURGICAL GALORE」等が収録されています。
1970
★★★☆
LA LUNGA NOTTE DEI DISERTORI (GDM)
★★
LA BELVA (GDM)
戦争映画のサントラです。その為か、いかにも戦争映画と言える様な曲が並んでいます。テーマ曲の「MARSA MATRUH」は、戦争物には付き物のマーチ風なドラムを軸にそれにブラス、野太い男性コーラスが乗る、チプリアーニらしからぬタイプのナンバーです。「TEMA ARABO 」はマカロニテーストのナンバーで、これはチプリアーニらしいです。テンポを速めて男性コーラスを絡めたアレンジ違いのバージョンが最高です。この2曲がメインで色々なアレンジでやっています。
2本のマカロニ作品をカップリングした内容です。この作品からは10曲が入っています。チプリアーニが66、67年に手がけた「ガンクレイジー」、「UN UOMO UN CAVALLO UNA PISTOLA」にテーマ曲の雰囲気が似ています。マカロニ節全快とは言えない曲調で、ハッキリ言ってイマイチです。その他の曲も 余り良い曲は無いです。ただ1曲だけマカロニとは似つかわしく無いジャジーな「INSEGUIMENTO」だけはカッコイイです。この1曲だけは★★★★を付けても良い出来です。
1971
NOTTURNO DALL'ITALIA VOL.U (RIFI)
★★★★★
SE T'INCONTRO T'AMMAZZO (GDM)
チプリアーニの指揮、演奏によるLPです。残念ながらサントラではありません。全曲タンゴが収録されています。しかもチプリアーニの曲でもありません。この手のモノが好きな人が聴けば意外と楽しめるかもしれませんが、私は駄目でした。「IL VALZER DI EVA」だけは唯一チプリアーニの色が出たアレンジになっていて、この1曲だけは何とか聴けます。取り合えずチプリアーニ関係の作品と言うことで紹介します。
2本のマカロニ作品をカップリングした内容です。この作品からは3曲が入っています。テーマ曲だと思われる「CAVALCATA AL WEST」は軽快なテンポにチプリアーニらしい哀愁溢れる旋律が乗る仕上がりで、これぞマカロニと言えるナンバーです。日本のTVドラマ(時代劇、刑事モノ)のテーマで使われていそうな雰囲気を感じさせる、直ぐに口ずさめるメロディです。他の2曲も、この曲のアレンジ違いで、3曲とも申し分ありません。
 
★★★★★
LA MORTE CAMMINA CON I TACCHI ALTI (DIGITMOVIES)
★★★★
L'IGUANA DALLA LINGUA DI FUOCO (DIGITMOVIES)
ノラのスキャットをフィーチャーした爽やかなタイトル曲の「FANTASIA TRAGICA」。この一発目のナンバーで完全にノックアウトされます。同じくスキャットによるムーディーな「NIGHT CLUB GIRL」も素晴らしい出来です。オルガン、フルート等をフィーチャーしラテンテーストなアレンジで聴かせるバージョン違いも最高です。内容はタイトルのアレンジ違いが殆どですが、そこはチプリアーニだけあって、色々なパターンで聴かせてくれます。そのアレンジ違いにもスキャットが入っているんですから、もう言う事無いです。
テーマ曲の「L'IGUANA DALLA LINGUA DI FUOCO」はジャーロ映画とはとても思えない爽やかなナンバーです。しかもノラ・オルランディのスキャットも加わった最高の仕上がりです。同じくノラのスキャットによる「NIGHT CLUB」も申し分ない出来です。「INTRUSIONE」はジャーロ映画らしいミステリアスな雰囲気漂うナンバーです。大体がテーマ曲とこの2曲のアレンジ違いです。そんな偏った内容ですが、全く物足りなさを感じさせない所は、さすが職人チプリアーニですね。
 
★★★★★
盲目ガンマン (DIGITMOVIES)
★★★★
MASCHI E FEMMINE (CAM)

チプリアーニの幻の作品です。「MAIN TITLES」は男性の野太いスキャットと女性の奇声系のスキャットによるナンバーで、ギターでは無くシタールが効果的に使われています。他では聴けないチプリアーニならではのナンバーです。「BLINDMAN'S ARRIVAL」はエレキ・ギターが旋律を刻み男性スキャットをフィーチャーしたロック・テーストなナンバーです。これが目茶苦茶カッコイイです。アレンジ違いが5曲。殆どがこの2曲のアレンジ違いによる作品ですが、曲の出来が良いので飽きません。最高です。アコースティック・ギターによるメキシカン・タッチの「BLINDMAN'S MARIACHI」もイイ感じです。

2曲入EPです。A1「WILD LIFE」は、いかにも悲しげな旋律をハープシコードが奏で、サビではさらに又盛り上がるチプリアーニらしいナンバーです。後半女声スキャットが入ってくる点もグッドです。B1「PEGY」はアップテンポなリズムにオーケストラ、エレピが旋律を刻んで行き、止めに女声スキャットが入る極上ナンバーです。最高。
 
★★★★★
ベニスの愛 (CAM)
★★★★★
ベニスの愛 (キング)
印象的なピアノのイントロを使ったテーマ曲の「ANONIMO VENEZIANO」は名曲です。アレンジ違いが7曲。ボサにアレンジした「SPRUZZI D' ACQUA」、ワルツにアレンジした「BROCCATI VENEZIANI」は特に良い出来です。ロマンティックなナンバーの「THMPO AL TEMPO」。アレンジ違いが6曲。基本になる曲は2曲ですが、それを感じさせないアレンジの素晴らしさがあります。後にテーマ曲のイントロのフレーズを色々な作品で使っています。
これは日本盤LPです。その為映画のセリフも入っています。横に紹介しているCDと収録曲が微妙に違っています。テーマもCDには収録されているナンバーと違います。B6の「時に流れて」もCDには収録されていません。セルフと音楽が被っているナンバーもありますが、これは、これで良しとしましょう。
 
★★★☆
ベニスの愛 (キング)
★★★☆
ベニスの愛 (HISPA VOX)
2曲入EPです。日本盤。A1「ヴェニスの愛」はお馴染みのテーマ曲が収録されています。途中セリフが挿入されている点は日本盤ならではです。B1は「時に流れて」です。2曲ともLPにも収録されています。
2曲入EPです。2曲ともチプリアーニ自身のピアノをフィーチャーして演奏されています。微妙にアレンジが違っていて、さらにアルバム収録ナンバーよりもロング・バージョンになっています。中々イイです。A1「ANONIMO VENEZIANO」、B1「TIEMPO AL TIEMPO」の2曲が収録されています。
 
★★★
ベニスの愛 (ODEON)
★★★
ベニスの愛 (PHILIPS)
2曲入EPです。お馴染みの日本独自の企画物だと思います。A1のみ「ベニスの愛」のカバーで男性ボーカルが唄っています。シンプルなアレンジで甘い歌声を聴かせています。
2曲入EPです。A1はFRIDA BOCCARAなる女性シンガーがフランス語でカバーしています。アレンジはシンプルな感じでやっています。結構歌い上げます。原曲がイイと誰が唄っても良く感じるのかもしれません。B面は「ベニスの愛」とは全然関係無いナンバーです。こちらの方はどうでもいい出来です。
 
★★★☆
ベニスの愛 (キング)
★★★☆
ベニスの愛 (MAMA)
2曲入EPです。A面のみ「ベニスの愛」のカバーです。女性ボーカリストのオルネラ・ヴァノーニがイタリア語でカバーしています。アレンジがオリジナルに近い仕上がりになっています。サビでは歌い上げますが、それ以外はクールな唄声を聴かせてくれていて、その辺がイイ感じです。
2曲入の12インチシングルです。ベニスの愛」のテーマ曲をディスコアレンジでやっています。歌詞を付けて男女コーラスが唄っています。どちらのサイドも同じ曲が入ってます。
 
★★★★★
荒野の無頼漢 (CAM)
★★★★★
荒野の無頼漢 (GDM)
2曲入EPです。A1「ALLELUJA」は混声コーラスが唄うボーカル・ナンバーでやたら明るい曲です。映画ではオープニングに流れていました。B1「LA MARCIA DELLA RESURREZIONE」は軽いタッチのナンバーでマカロニの王道とは一味違う仕上がりになっています。この曲も色々なシーンで使われていました。どちらもチプリアーニの才能が爆発している2曲です
DVD-BOXに付いているボーナスサントラCDも出ていましたが正規CD化です。他のマカロニとは一線を超すモダンなテーマ曲の「LA VERDE PRATERIA」。アレンジ違いが7曲。そんな色々なバージョンの中での一押しは口笛をフィーチャーした「BELO ORIZONTE」で、口笛が入るだけで燃えます。トランペットの音色が響き渡る、これぞマカロニと言える「ASUNCION」、混声コーラスが唄う楽しい「MARCIA DELLA RESURREZIONE」等、殆どがテーマ曲のアレンジ違いですが、まあそこはチプリアーニだけあって全然飽きさせません。正に天才です。
 
★★★
血みどろの入江 (DIGITMOVIES)
★★★★
A CUORE FREDDO/SENZA LASCIARE TRACCE (CAM)
マリオ・バーヴァ監督作品3本が収録されている2枚組CDです。1枚目の31曲中の1〜21までがこの映画の曲です。パーカッションが刻むアフロ・ビートにちょい悲しげな旋律が絡むテーマ曲の「ECOLOGIA DEL DELITTO」。アレンジ違いが3曲。ピアノとオーケストラによる叙情的な「EVELYN THEME」、ハープシコードをフィーチャーしたボサの「GIOVANI E LIBERI」。ジャーロ映画らしいスリラー系の「UN CADAVERE NEL LAGO 」等、ラウンジ系からスリラー系まで色々盛り沢山です。全体的にパーカッションを使った曲が多く、その辺のアレンジは流石に上手いですね
2作品を収録したEPです。いずれも「GIULIANA VALCI」と言う女性シンガーが唄っています。A1「LYONESSE」は哀愁溢れる旋律が、まるでマカロニウエスタンのテーマの様な感じをうけるナンバーです。ホント最高です。B1「UN MOMENTO」はワルツ風なリズムにストリングスが絡むアレンジが素晴らしいナンバーです。チプリアーニの才能爆発の2曲です。
 
★★☆
COME TOGETHER ( APPLE)
★★★☆
NEVADA (PHONEIX)
いちょうチプリアーニが音楽を担当した作品ですが、ポール・モーリアで有名な「LOVE IS BLUE」が何曲も入っていてそちらがメインになっている様な感じです。チプリアーニの曲は6曲のみです。その中ではタイトル曲の「COMETOGETHER」がイイ出来です。何れも違うアレンジでやっていて、その辺はサスガに上手いですね。本編ではもうチョット色々な曲も入っているんでしょうけど。
B面のみが「NEVADA」です。行け行けのマカロニ路線ではありませんが、スローなリズムに哀愁溢れる旋律のテーマの「APERTURA」。このテーマのアレンジ違いが殆どです。サスペンス風にアレンジした「INCENDIO」、「LA CASSAFORTE」、ハーモニカをフィーチャーし哀愁ど真ん中のアレンジで聴かせる「DOLCE MARION」は最高の仕上がりです。最後に収録されているボーカル・バージョンも言う事無い出来です。素晴らしい。
1972
★★★
黒い警察 (DIGITMOVIES)
★★★
黒い警察 (キング)

右に紹介しているEPの2曲に9曲をプラスしてのCD化です。その9曲ですが、大体がテーマ曲のアレンジ違いによるナンバーが多いです。暗めの雰囲気な曲が多いです。ポリス物と言うよりはパニック映画のサントラみたいです。これはシングルの2曲だけでも十分です。

2曲入EPです。A1「黒い警察」はサスペンス風な旋律をストリングスが繰り返して行くナンバーです。チプリアーニの得意なパターンです。B1「闇を裂く殺人集団」はA1のアレンジ違いで、スローなテンポにピアノをフィーチャーしたナンバーです。こちらの方がイイです。
 
★★★★★
TIMANFAYA (HISPAVOX)
★★★☆
ANTLA (CAM)
ジャケットの写真から想像して青春映画でしょうか。ノラ・オルランディのスキャットとピアノを前面にフィーチャーした爽やかな雰囲気のテーマ曲「TIMAFAYA」。殆どの曲が、このアレンジ違いです。しかし、そこはチプリアーニですから、一捻りも、二捻りもしたアレンジで聴かせてくれています。ミステリアス風だったり、ラウンジ・ミュージック風だったりと色々です。そんな中、ボサにアレンジした「PUERTO DE LA CRUZ」が特に良く、ノラのパヤ・パヤ・スキャットが炸裂してます。 全編ノラのスキャットがフィーチャーされている点も◎です。
チプリアーニが色々なアーティストの作品をカバーしている作品です。チプリアーニ自身のナンバーも2曲収録。「ANTLA」はチプリアーニらしいバラードでノーラ・オルランディのスキャットが入ります。ルグラン作品が3曲。「シェルブールの雨傘」、「おもいでの夏」、「華麗なる賭け」。この中では「おもいでの夏」が素晴らしいです。ほとんど自分の曲の様にアレンジを変えていて、さすがチプリアーニと言った所でしょうか。アイザック・ヘイズの「THEME FROM SHAFT」もカッコ良くカバーしていて、これも自分の曲の様な感じに仕上げています。
 
★★★
処刑男爵 (DIGITMOVIES)
★★★★
ナイト・チャイルド (キング)
マリオ・バーヴァ監督作品3本が収録されている2枚組CDです。この映画のサントラは2枚目の全17曲全てです。女声の「ラ・ラ・ラ」スキャットをフィーチャーした爽やかなソフト・ロックの様なテーマの「GLI ORRORI DEL ...」、オルガンによるバロック風な「IPNONSI」、低いピアノが刻むベースラインにギター、パーカッション、フルート等が絡んでくる早いテンポのプログレの「INSEGUITA」、「IL BARONNE E FUGA DI EVA」はカッコイイです。全体的にそんなに悪くは無いんですけど、もうちょっとメロディがしっかりある曲の方が好きです。
2曲入EPです。マーク・レスター出演作品2本をカップリングしたEPです。何れもサントラでは無くルネ・クレール楽団の演奏です。A面のみがチプリアーニのナンバーで、オリジナルを聴いた事が無いので、オリジナルとの比較は出来ませんが、このカバーは最高です。スローなリズムに女声のスキャットがフィーチャーされた申し分ない出来です。この素晴らしいスキャットの声は絶対に伊集加代子さんだと思います。全編抑えたスキャットを聴かせてくれます。まるで山下毅雄さんの曲みたいです。
 
★★★☆
続・荒野の無頼漢 (CAM)
★★★★
続・荒野の無頼漢 (GDM)
2曲入EPです。A1「IL WEST TI VA STRETTO...」はマーチ調のリズムに同じ旋律が繰り返されて行くナンバーです。メロディー自体がそれ程良く無い為か出来はイマイチです。B1「VIVA ALLELUJA」はマカロニらしい旋律のナンバーです。曲自体をマカロニの王道路線では無く軽いタッチに仕上ている点がチプリアーニらしいです。サビの部分に「荒野の無頼漢」で使われたフレーズを取り入れている辺りも心憎いです。こちらの方が断然良いです。
DVD-BOXに付いているボーナスサントラCDも出ていましたが正規CD化です。マカロニらしい旋律の「GALAPAGOS」1。「VIVA ALLELUJA」はシングル盤B面に収録されていたナンバーで、これがテーマ曲と言って良いでしょう。アレンジ違いが8曲。この中でも早めのテンポにアレンジした10は特にカッコイイです。ハープシコードが奏でる殆どラウンジ・ミュージックな「VAMOS ADELANTE」等、続編という事か音楽も前作で使われた曲が所々に挿入されていて、それがまた良いアクセントになっています。上手い。
 
★★★☆
遥かなる青い海 (キング)
★★★★
L' ASSASSINO...E' AL TELEFONO (CAM)
チプリアーニが他の人の曲をカバーしている作品です。テンポを上げスキャットをフィーチャーして聴かせ「愛のアンジェラス」、アップテンポにアレンジされ、なおかつ女声スキャットをフィーチャーして聴かせる明るい「ライアンの娘」はM・ジャールもビックリの出来です。「ヤコペッティの残酷大陸」はサンバにアレンジし、スローなテンポから一転ロック風なアレンジに変わり、またまた女声スキャットが入る「ロミオとジュリエット」等、各曲をカナリ大胆にアレンジしています。さすがチプリアーニ。
2曲入EPです。A1「TEMA DI ANNA」は正統派な音作りによるオーケストラ・ナンバーです。曲がとにかくイイです。B1「RICORDI NEL BOSCO」も雰囲気は同じ感じです。A1が激しい曲調なら、こちらは爽やかな感じです。どちらも素晴らしいです。

 

★★★
UCCIDERE IN SILENZIO (CAM)
★★★☆
AXEL 2 (AXEL)
2曲入EPです。A1「ANTLA」はピアノとストリングスが悲しい旋律を刻む前半、後半女声スキャットとピアノの乱れ打ちでさらに盛り上がるバラードです。B1「IL GIARDINO DEGLI ANGELI」は軽快なテンポにハープシコード、サックス、女声スキャットが次々と絡んでくるナンバーです。
ライブラリーレコードです。チプリアーニは5曲のみです。ボサの「PRIMAVERA」、「SULLA SCOGLIERA」、ワルツの「LE MARGHERITE」、サックスをフィーチャーしたジャジーな「A LUCI SPENTE」、チプリアーニ節が聴ける綺麗なナンバーの「NUVOLE AZZURRE」。どの曲も出来はイイです。
★★★
SENTIMENTAL-MODERNO (CAM)
★★★★
ATTUALITA - MONOSCOPIO (CAM)
ライブラリーレコードです。チプリアーニは4曲です。エッダのスキャットをフィーチャーしたボサの「LE CERBIATTE」、フルート、トランペットが旋律を奏でるスローなボサの「PIVE PER NOI」、「INCONTRO D' AUTUNNO」は「ベニスの愛」に収録されていたナンバーです。「VERSO IL MATRIMONIO」はチプリアーニらしい清らかな旋律が聴けるナンバーで、後半入るスキャットがイイ感じです。
CAMのライブラリーです。チプリアーニは2曲のみです。「TEEN-AGERS CHA CHA CHA」はCHA CHA CHAのリズムを取り入れ、女性コーラスをフィーチャーしたキュートなナンバーです。「VIAGGIO D' AMORE」はエッダのスキャットをフィーチャーしたボサ・ナンバーです。2曲とも最高です。
 
★★
PAESI FOLKLORE (CAM)
ライブラリーレコードです。チプリアーニは2曲のみです。「COMPARE ALFIO」はジューズ・ハープの音色を上手く使ったサスペンス風なナンバー。「LA MAJA DESNUDA」はギターによるフラメンコ・ナンバーです。これはマカロニ・ウエスタンで使われてもおかしくない感じがします。
 
1973
★★★☆
LA POLIZIA STA A GUARDARE (CINEVOX)
★★★☆
LA POLIZIA STA A GUARDARE (CSC)

2曲入EPです。A1「LA POLIZIA STA A GUARDARE」は、ひたすら繰り返されるハープシコードによるベースラインにブラスの重厚な音が乗る、後に作られる「コンコルド」にも通じる仕上がりです。最初から最後迄、 同じ旋律の繰り返しです。B1「TURNING POINT」は、一転してチプリアーニらしい綺麗な旋律のスローなナンバーです。オーケストラ、ハープシコード、フルート等による演奏で、心地良いサウンドを聴かせてくれます。

3本のポリス物を収録したしたコンピCDから8曲を収録。EP盤収録の2曲も入っています。大体の曲はテーマ曲のアレンジ違いです。そのアレンジ違ですが、それ程変化のあるアレンジでは無い為、全体を通しての印象は少し物足りなさも感じてしまいます。
 
★★☆
不滅のスクリーン・ラヴ・テーマ (キング)
★★★★
LA MANO SPIETATA DELLA LEGGE (DIGITMOVIES)
チプリアーニが他の人の曲等をカバーしている作品です。早いテンポにアレンジされた「南太平洋」はまるでチプリアーニ自身の曲みたいです。他の曲は余り大胆なアレンジはせずに普通に演奏しています。ちょっと物足りません。
イタリアンポリスムービーが3作品収録されたCDの内の1枚です。チプリアーニらしい綺麗なテーマ曲の「LA MANO SPIETATA DELLA LEGGE」はチョッピリ悲しげな旋律のナンバーです。この曲のアレンジ違いが殆どです。しかし、そこはチプリアーニ先生、曲によって全然色が違いますので全然飽きません。この辺は流石ですね。パーカスが全面にフィーチャーされたアップテンポの「CACCIA URBANA」、ボサアレンジの「RELAX IN THE SWIMMING POOL」がお勧めです。他ではボサの「CON SENTIMENTO」、 哀愁系の「UNA GIORNAA TRISTE」 等、捨て曲無しの作品です。。
 
★★★★
LA MATAF (CAM)
★★☆
GIALLO 2 (CAM)
「LES PRINTEMPS」は女性ボーカルが歌うシャンソンでチプリアーニの曲ではありません。「GENERIQUE」はハープシコードを使ったフランシス・レイ風ナンバー。サックスをフィーチャーした高速ボサ・ナンバーの「LE REPERE」、テーマ曲の「LE MATAF」はホントにイイ曲です。この曲をアレンジ違いが3曲。ボサをスローで聴かせる「LA BOSSA NOVA」等、イイ曲満載の作品です。イタリアと言うよりフランスの香りがする作品です。
ライブラリーレコードです。全曲スリラー系、ナンバーを収録した作品です。チプリアーニは「ACCADDE UNA NOTTE」、「OMBRE CUPE NELL' ACQUA」の2曲です。チプリアーニも暗いスリラーナンバーをやっています。
 
★★★☆
IL SPGNO (CAM)
2曲入EPです。A、B両面共に女性ボーカルの唄が収録されています。A1「IL SOGNO」はロマンチックなナンバーで、サビでの旋律はモリコーネ風です。B1「E' SOLTANTO UNA PA ROLA」は軽い感じのアレンジで聴かせるボサ・ナンバーです。これは最高です。
 
1974
★★★☆
LA POLIZIA CHIEDE AIUTO (CINEVOX)
★★★☆
LA POLIZIA CHIEDE AIUTO (CSC)
2曲入EPです。A1「LA POLIZIA CHIEDE AIUTO」は女性コーラスをフィーチャーした爽やかな雰囲気の ナンバーです。同じ旋律の繰り返しですが、ブラスも途中加わり曲がドンドン盛り上がって行きます。B1「PANDORA」はハープシコード、トランペットが主旋律を奏でる綺麗なナンバーです。チプリアーニらしい仕上がりです。
3本のポリス物を収録したしたコンピCDから6曲を収録。EP盤収録の2曲も入っています。テーマ曲のアレンジ違いが中心です。そんな中にあってエレピ、フルートをフィーチャーしたファンキーなナンバーが1曲収録されているんですが、この曲は抜群にカッコイイです。こんな曲もお手のもなんですね。素晴しい。
 
★★★☆
CANI ARRABBIAT (DIGITMOVIES)
★★☆
GANG THEMES (CAM)
マリオ・バーヴァ監督作品3本が収録されている2枚組CDです。この映画のサントラは1枚目の31曲中の22〜31です。「刑事マルク」や「コンコルド」のテーマの原型と言ってもおかしくない位、アレンジが似ているテーマ。ひたすらループするベースラインに重厚な旋律が乗る、チプリアーニの得意技です。これのアレンジ違いが6曲。その中でもボサにアレンジした「RADIO BOSSA 」とジャジーなアレンジに料理している「AUTOSTRADA」が良い出来です。この作品もチプリアーニのアレンジの上手さが良く判るアルバムです。
チプリアーニが他人の曲等をカバーしているアルバムです。サンバのアレンジで聴かせる「流れ者」、「大脱走」、ハーモニカをフィーチャーして渋く聴かせる「夕陽のギャングたち」、スキャットをフィーチャーしてジックリ聴かせるLOVE」がイイ出来です。
 
★★★☆
I FIGLI DI ZANNA BIANCA (CAM)
★★★☆
SQUADRA VOLANTE (DIGITMOVIES)
2曲入EPです。A1「DIK AND BUK」は、まるで子守唄の様な優しい旋律を聴かせるナンバーで、徐々に盛り上って行く展開が又イイ感じです。B1「KIDNAPPENING」は一転してコメディタッチのナンバーで、途中からテンポが速くなる辺りは、さすがチプリアーニと思わせる出来になっています。
ポリス映画のサントラです。テーマ曲の「SQUADRA VOLANTE」は、ポリス物とは思えないワルツのリズムを基調にしたナンバーです。「ベニスの愛」と「ラストコンサート」を混ぜた様な感じにも聴こえます。中々良い曲です。この曲を色々なアレンジで料理していますが、その腕前の素晴らしは見事です。一つとして同じ様なパターンがありません。オルガンが主体のファンキーな「DOPO LA RAPINA」、フルート、ギターによるブルージーな「LOCALE NOTTURNO」、サスペンスタッチの「DIABOLICO PIANO」等、アルバムを通して良い出来です。少し残念な点は、それぞれの曲が短か過ぎる点でしょうか。1〜2分弱の曲が多いです。
1975
★★★★★
DUE CUORI UNA CAPPELLA (CINEVOX)
★★★
MARK COLPISCE ANCORA (PAC)
「DUE CUORI UNA CAPPELLA」のテーマ曲は軽快で明るいナンバーです。このテーマ曲を色々なアレンジで全曲やっています。ワルツの「LUNA PARK」、タンゴの「VICTOR'S TANGO」、ボサの「PICNIC」、「SCAPRICCIATA D' AMORE」、サンバの「PARKING」等、そのアレンジ能力は、まさに天才です。凄い。
2曲入EPです。A1「LOVE ME TONIGHT」は男性ボーカルが英語で歌っているAOR風ナンバーです。これのアレンジはチプリアーニではありません。B1「MARK COLPISCE ANCORA」はブラス(シンセかも)とシンセをフィーチャーしたナンバーです。アクション、パニック作品等の時に良く書かれる曲調です。
 

★★★☆

MALOCCHIO (CINEVOX)
★★★☆
MALOCCHIO (DIGITMOVIES)
2曲入EPです。A1「ASTAROTH 」はホーンを使ったフュージョン・ナンバーで最高にカッコイイです。B1「BLOODY LOVE」は静かめな曲調のナンバーです。A1はチプリアーニの動の部分が垣間見れる作品です。
3作品が収録されているCDから、2曲収録。左に紹介しているEPに入っていた2曲のみ収録。レコードと全く同じナンバーです。
 
★★★☆
PERCHE?! (CINEVOX)
★★★☆
PERCHE ?! (DIGITMOVIES)
2曲入EPです。A1「BABY DEATH」はピアノをメインに使い、クラシック風なメロディーを早いテンポで聴かせています。B1「EMILY'S STUDIO」はギターの伴奏にチルドレン・コーラスが奏でる悲しげメロディーです。曲の中盤で、テンポが速くなりアレンジが変わってからが、俄然良くなります。このアレンジ力は凄いです。
3作品が収録されているCDから、14曲収録。EPに入っている2曲されてます。左に紹介しているEP収録の「BABY DEATH」、「EMILY'S STUDIO」の2曲のアレンジ違いで構成された作品です。チプリアーニらしい巧みなアレンジで聴かせてくれます。全く飽きさせません。流石。
 
★★★★
LA POLIZIA HA LE MANI LEGATE (CINEVOX)

★★★★

LA POLIZIA HA LE MANI LEGATE (CSC)
2曲入EPです。A1「LA POLIZIA HA LE MANI LEGATE」はチェンバロがベースラインを弾きブラス、ストリングスが旋律を奏でるサスペンス風なナンバーで、同じフレーズを繰り返し盛り上って行く、チプリアーニ得意のパターンです。B1「PAPAYA」は打って変っての軽いボサ・ナンバーです。ブラスをフィーチャーしたアレンジになっています。全然違うタイプの2曲が収録されている流石に幅が広いです。
3本のポリス物を収録したコンピCDから10曲を収録。EP盤収録の2曲も入っています。殆どがテーマ曲のアレンジ違いですが、そこはチプリアーニだけあって本当に色々なパターンにアレンジして仕上げています。基本は同じ曲なんですが、こんなに違うものかと関心してしまう程一曲一曲が違います。聴いていても全然飽きません。上手いですねぇ。
 
★★★☆
CARO VECCHIO NIGHT (CAM)
   
CAMから出ているLPですがサントラではありません。ジャケットの写真から想像出来ると思いますが、社交ダンスのバックに使われる様な曲(インスト)が収録されています。全てカバーです。余り良さそうには感じられないと思いますが、そこは流石チプリアーニと言えるアレンジで料理しています。ヴァイヴをフィーチャーしたラウンジナンバーの「E LA CHIAMANO ESTATE」、ボサ風アレンジの「FRIDA」がお勧めです。    
1976
★★★★★
ラストコンサート (キング)
★★★
ラストコンサート (キング)
チプリアーニの中で一番有名な作品でしょう。ハーモニカをフィーチャーして聴かせるテーマ曲の「ラスト・コンサート」はホント名曲です。このテーマ曲を色々なアレンジで聴かせてくれます。アップテンポの「ステラとリチャード」、サンバの「モン・サンミッシェルからパリへ」、口笛の「瞳に映る父」、「夜の並木道での出逢い」等で、どの曲も出来は◎です。「ステラに捧げるコンチェルト」のクラシカルなナンバーも力作で聴き応えあります。傑作。
2曲入EPです。日本盤。A1「ラスト・コンサート」、B1「愛のテーマ」の2曲が収録されています。2曲ともLPにも収録されています。A1のテーマ曲にはセリフも収録されいます。
★★★
ラストコンサート (ビクター)
★★★☆
BLONDY (EMI)
2曲入EPです。アン・ルイスがカバーしています。A1は「ラスト・コンサート」に日本語の詞を付けて唄っています。ハープシコードを使ったイントロのフレーズはサントラの雰囲気が良く出ています。B1は普通のポップスです。
ピアノが奏でる悲しい旋律の「BLONDY」、同じ曲を女声スキャットを入れてシットリと聴かせる「L' EXTASE」、「UNE ETRANGE ATTENTE」等、A面は静かめなナンバーのサイドです。B面は一転してジャズや激しい曲調のナンバーが収録されています。特にイイのが女声スキャット・ジャズ・ボサの「SOUVENIR D' UN SOIR」、「LA PHOTO DANS LE LUNA PARK」、サックスをフィーチャーしたワルツ・ジャズの「JEU AU LUNA PARK」で、この3曲だけでも十分過ぎる出来です。クラブ仕様の3曲。
 
★★★★
MONICA (IDEA)
★★★★
MARK IL POLIZIOTTO (CINEVOX)
色々なレコード会社で出していた作品を編集したレコードだと思います。早いテンポに流れる様なオーケストレーションが冴える「FLYING SWALLOW」、トランペット、フルート、ハープシコード、オルガンが次々と旋律を奏でるボサ・ナンバーの「ISOLA BIANCA」、エッダのスキャットをフィーチャーした、コード進行は殆ど「ラストコンサート」な「GIROVAGANDO」、ハーモニカをフィーチャーしたバラードの「MONICA」等、全編に渡りチプリアーニ節が炸裂しています。素晴らしいの一言です。
刑事物サントラの傑作です。全編を通してカッコイイです。ベースのフレーズ等、ラル・シフリン辺りを意識して書いたと思われるテーマ曲の「MARK IL POLIZIOTTO」。テェンバロをフィーチャーした第二のテーマ曲的な感じのファンキーな「LA FINE DI COBB」。アレンジ違いが3曲。ハーモニカをフィーチャーしたバラードの「MERCATO」。アレンジ違いのが3曲。チプリアーニらしいロマンティックな「LEI E LA MADRE」。アレンジ違いの3曲。と殆どこの3曲をアレンジを変えてやっていますが、全然飽きません。この辺の腕前は見事です。
       
★★★
DOV 'E' ANNA (RCA)
★★★★
DOV 'E' ANNA (GDM)
2曲入EPです。A1「DOV 'E' ANNA?」はピアノとハープシコードが奏でるフィルム・ノワールの世界です。サビではしっかりチプリアーニ節が聴けるから安心ですね。B1「TEMA DI PAOLA」も同じ楽器構成によるナンバーで、こちらは得意の悲しげな旋律がタップリ聴けます。
左に紹介している作品のCD化です。EPは2曲しか聴く事が出来ませんでしたが、このCDには26曲(全28曲)も新たに追加されてます。シングル収録の2曲の別バージョン、綺麗な旋律のナンバーからサスペンス風、ファンキーなナンバー迄、幅広い内容の曲が入ってます。それぞれの曲の完成度が高いので全然飽きません。リズムがカッコイイファンク系の6曲目、シンセが怪しい旋律を聴かせるオカルト映画のテーマみたいな8曲目が気に入りました。

 

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