STELVIO CIPRIANI

 

イタリア映画音楽界、屈指のメロディー・メイカーのチプリアー二の作品を紹介します。

浸しみやすいメロディーは正に日本人好みです。

年代順に表記しています。(年代が違う場合もあると思いますが御了承下さい)

1977
★★★
POLIZIOTTO SENZA PAURA (DIGITMOVIES)
★★★★
CARA SPOSA (CINEVOX)
ポリス物サントラ2本が収録されたCDから22曲を収録。チプリアーニの刑事物に良く使われる同じフレーズの繰り返しによるナンバーは、珍しくこの作品には入っていません。テーマ曲はチプリアーニらしい甘い旋律ですが、アレンジはゴブリンを彷彿とさせるプログレ風な味付けのナンバーです。以外と有りそうで無いタイプの曲です。このテーマ曲のアレンジ違いが中心で、例によって色々なアレンジで聴かせてくれます。流石です。他ではファンク系のカッコイイ曲が入っています。このギャップが凄いです。
チプリアーニは9曲のみです。「TEMA DI ALFRONSO」はスカのリズムにホーンが絡む軽快なナンバーです。「MI RIPRENDO MIO FIGLIO」はピアノが奏でる旋律にサビではストリングスが入り盛り上がる悲しげナンバー、まるでバカラックの様な曲調の「UN REGALO PER PASQUALINO」等、アレンジ違いが多いです。明るいチプリアーニも最高です。
 
★★★★★
テンタクルズ (CAM)
★★★★
テンタクルズ (DIGITMOVIES)
シンセを使ったウキウキ・ディスコ・ナンバーの「SMALL TOWN PLEASURES」。この曲のアレンジ違いが4曲。特に「SCOTCH FOR TWO」はボサにアレンジしていて最高です。シンセの音色が最高に気持ちイイ浮遊感ナンバーの「SHE' LL NEVER COME BACK」、「SUMMER AND WINTER」、サスペンス風な「TOO RISKY A DAY FOR A REGATTA」等、捨て曲無しの出来です。素晴らしい。
左に紹介しているオリジナルアルバムに追加曲8曲をプラスした再発盤。その追加曲ですが、殆どがアレンジ違いです。コレはイイと言える曲は余りありません。しかし、完成度は高いです。最後の2曲はデモバージョンを収録。デモですから非常に雑な感じを受けますが、中々興味深い内容です。特に最後の曲は、殆どゴブリンです。「サスペリア2」に入っていてもおかしく無い位のプログレナンバー。格好良いです。
 
★★★★
ラストクリスマス (CAM)
★★★★
ラストクリスマス (ビクター)
2曲入EPです。A1「LITTLE LADY」はソウルフルなアレンジにサックスが響き、男のナレーション&女の歌が入るディスコ・ナンバーです。B1「SWEET SWEET LOVE」もディスコ・サウンド全快のナンバーで、高音ストリングスと規則正しく反復するギターのカッティングの音が気持ちイイです。トラヴァヨーリが70年代に得意としていたサウンドを、やっています。
2曲入EPです。こちらは日本盤です。A1「ラスト・クリスマス」は子供が唄っているナンバーで、ヘタウマな感じが可愛いです。曲調も優しい感じのするバラードです。間奏に入る口笛の音色が気持ちイイです。B1「リトル・レディ」はイタリア盤のA面と同じバージョンが収録されています。
 
★★★★
BRILLANTE GIALLO (CAM)
★★★★
PATETICO-TENSIVO (CAM)
ライブラリーレコードです。チプリアーニは9曲のみです。「CHA CARAMBOLE RAGAZZI」は同じ旋律の繰り返しのコミカルなナンバーですが、色々な楽器を使い聴かせてくれます。ブラスをフィーチャーしたバカラック風な「SALOON SITTING」、アレンジ違いが3曲。「SEB SEVEN」はアップテンポのナンバーでストリングスとホーンの使ったアレンジがカッコイイです。アレンジ違いが2曲。殆どアレンジ違いばかりですが、どの曲もアレンジが冴え渡りチプリアーニの才能爆発の9曲です。
ライブラリーレコードです。ロマンテックな旋律が胸を打つ「TEMA DI ANNA」はメロディー・メーカーとしての腕前をタップリ聴かせてくれる仕上がりです。ボサのリズムが気持ちイイ「NEI TUOI OCCHI 」、「「TEMA DI ANNA」」をジャジーなアレンジで聴かせる「NEI TUOI OCCHI.5」、「NEI TUOI OCCHI.6」は最高にカッコイイです。
 
★★★☆
POLOZIOTTO SPRINT (CAM)
★★
IL FAUNO DI MARMO (DIGITMOVIES)
2曲入EPです。A1「SPEED MACHINE」はホーンセクションとシンセを使ったアクション系のナンバーです。間奏部分のシンセの使い方が上手いです。B1「CRAZY TOWN」は一転してジャジーなナンバーで、スウイング・ジャズを聴かせてくれます。普通にジャズをやっているのは珍しいのではないでしょうか。2曲とも出来はイイです。
TV作品のサントラ。タイトル曲は、チプリアーニらしい綺麗な曲です。出来は普通。他の曲は、このテーマと同じ様な曲調のナンバーとサスペンス風なナンバーの2種類しか無く、しかもアレンジに変化が無いので、飽きます。コレはハズレ。
 
★★★
E MO TE PARE (MIA)
   
サントラではありません。PINO CANTONEなら男性歌手が唄ってます。両面とも曲、アレンジはチプリアーニ。A1「E MO TE PARE」は、軽快なテンポのナンバー。曲調はカンツォーネです。B1「L'AMORE PIJA E DA」は、ミディアムテンポのナンバーで、こちらの方がメロディの綺麗な分だけチプリアーニらしい仕上がりになってます。どちらもアレンジはチプリアーニしれます。    
1978
★★★★
PAPAYA DEI ARAIBI (BEAT)
★★★☆
PAPAYA DEI ARAIBI (CHRIS)
4曲のみです。ソウルフルなビートに女声スキャットが旋律を奏でる「PAPAYA ISLAND」、女声スキャットをフィーチャーしたスローなナンバーの「PAPAYA DREAM」等、4曲ともイイです。完全盤が聴きたい。
左に紹介しているLPに15曲追加してのCD化。LP収録以外の曲は、ラウンジ系のボサ等も入っていますが、基本は、テーマ曲の「PAPAYA ISLAND」のアレンジ違いが中心です。それ以外の曲は「黒いエマニエル」シリーズに入っている様な太鼓のリズム主体の民族音楽みたいな曲が結構入ってます。
 
★★★★
星になった少年 (キング)
★★★☆
星になった少年 (キング)
ハープシコードを使った悲しげなメロディーのテーマ曲の「星になった少年」。この曲のアレンジ違いが8曲。と、大方がこの曲ですが曲がイイので飽きません。「マルコと父マッシーモ」はボサにアレンジさていてイイ感じです。マカロニを思わせるアレンジで聴かせてくれる「走れロッコ」等、全曲イイです。素晴らしい。
2曲入EPです。日本盤。A1「星になった少年」、B1「マルコのテーマ」の2曲が収録されています。2曲ともLPにも収録されています。
 
★★★☆
星になった少年 (CAM)
 
2曲入EPです。イタリア盤。A1「GLI ULTIMI ANGELI」、B1「MARCO'S THEME」の2曲が収録されています。2曲ともLPにも収録されています。しかし日本盤とはジャケットの雰囲気が全然違いますねぇ、こちらの方は青春映画みたいな感じがします。    
 
★★★
ENFANTASME (BEAT)
★★★
ENFANTASME (BEAT)
A面のみです。「ENFANTASME TITLE」は悲しげな旋律のナンバーでシンセが上手く使われています。このテーマ曲のアレンジ違いがほとんどです。「ENFANTASME THREE」のイントロ&アレンジは「ベニスの愛」にソックリです。
左に紹介しているアナログ盤の CD化。アナログは7曲でしたが、CDには14曲収録。曲は増えていますが、内容的にはテーマ曲の別バージョンが増えただけです。このアルバムでのアレンジは、やや手抜き?か、曲に変化が余りありません。
 
★★★
IL TRIANGOLO DELLE BERMUDE (DIGITMOVIES)
★★★
IL TRIANGOLO DELLE BERMUDE (BEAT)
海洋物3本の作品が入った2枚組CDです。その内、この作品からは2曲収録です。2曲とも右に紹介しているEPと同じ内容です。
2曲入EPです。A1「IL TRIANGOLO DELLE BERMUDE」はオーケストラによる重厚な曲で、ジックリと聴かせてくれます。芥川也寸志さんが書きそうな感じの曲です。この手の曲も書けるんですね。B1「AGGUATO SUL FONDO」はメロディーらいしメロディーが無い、暗めのナンバーです。こっちはダメです。
 
★★★
GIORNO SEGRETO (CAM)
★★★☆
FLY MOON FLY (CINEVOX)
2曲入EPです。A1「SECRET DAY」は「ラスト・コンサート」路線のナンバーで途中からボサのリズムになって行く展開の、中々イイ曲です。B1「WALKING ON THE RIVERSIDE」はワルツのリズムにピアノが旋律を奏でるナンバーで、C・ボーリングの「ボルサリーノ」みたいな感じです。
2曲入EPです。A1「FLY MOON FLY」はシンセを使った綺麗なナンバーです。後半エレキギター、コーラスが入り盛り上ります。B1「SEPTEMBER」はアップテンポなビートに南国風な旋律が入るカッコイイナンバーです。こちらの方はイイ出来です。この手のナンバーもお手の物ですね。
 
★★★☆
SONO STATO UN AGENTE CIA (CSC)
★★★★
人食いシャーク・バミューダ魔の三角地帯の謎 (DIGITMOOVIES)
刑事物のサントラ。青春映画のテーマ曲みたいな曲調の「RELAX」。この曲をボサアレンジした「LESTER'S BOOK」、「LESTER AND ANNA」が最高。ラテンテーストなファンキーチューン「DANGEROUS MEMORIES」、ミステリアスな雰囲気漂う「PROGRAMMED MAN」、フルートのクールな音色に土着的リズムが絡む「ACROPOLIS FIGHT」等、ハズレ曲が殆ど無い作品。流石は職人。
海洋物3本の作品が入った2枚組CDです。その内、この作品からは18曲収録です。テーマ曲の「MAGIC DAWN」は、この時代には良く聴けるディスコタッチのアレンジによるナンバーです。「コンコルド」をもっと明るくした様な感じに、刑事物のテーマ曲の格好良さをプラスした様な(判りづらいですか?)曲です。しかし、サビの甘いメロディが最高です。アコギ、ストリングス、ピアノによるロマンティックな「SAIL BOATS」は、正にチプリアーニらしい曲調です。この素晴しい出来のナンバーのアレンジ違いが何曲も入っているので、大満足です。ファンクの「DON'T TAMPER WITH MY THINGS」も、カッコイイです。その他の曲では、不気味なスキャットをフィーチャーした「INCUBO NEL PROFONDO」、同じ様なテーストのシンセナンバー「FORZE OSCURE」等、サスペンス風な曲も入っています。
1979
★★
URAGANO SULLE BERMUDE L'ULTINO S.O.S (DIGITMOVIES)
★★★
SI PERO (ANALOGY)

海洋物3本の作品が入った2枚組CDです。その内、この作品からは16曲が収録されています。テーマ曲は、オーケストラによる壮大な雰囲気を感じさせてくれるナンバーで、この曲は良いです。しかし、その他の殆どの曲がメロディらしいメロディが付いていない暗く、重たいナンバーです。この手の曲は余り好きではありません。そんな中に混じって、2曲入っているボサが唯一の救いです。

サントラではありません。ANTONELLA LUALDIなる女性歌手が唄ってます。両面とも曲はチプリアーニ。アレンジの表記が無いので判りませんが、チプリアーニがやっているのかどうか、聴いた感じでは判断が出来ませんでした。。A1「SI PERO」は、明るい曲調のナンバーで、男性ボーカルとのデュェットで聴かせてくれます。B1「PROVIAMO A VIVERE」は、ディスコなアレンジのナンバー。何かのサントラに入っていたかもしれない、何処かで聴いた様な気がしますが...。こちらの方がカッコイイです。
 
★★★
UN OMBRA NELL OMBRA (CAM)
★★★
SBIRRO,LA TUA LEGGE E LENTA...LA MIA...NO (DIGITMOVIES)
オカルト映画だと思います。その為かシンセによるテーマ曲の「UN OMBRA NELL OMBRA」は完全に「エクソシスト」のテーマや「ゴブリン」等を意識したサウンドです。メロディにチプリアーニらしい旋律がちゃんと入っている所は流石です。他の曲もシンセによるナンバーが殆どです。土着的リズムを全面に押し出した「CARLOTTA AND THE PROFESSOR」、完璧にプログレな「THE HOUR OF INFERNAL GAME」等が良い出来です。メロディアスな曲は無くミステリアスな雰囲気が漂うナンバーが多いです。
ポリス物サントラ2本が収録されたCDから10曲収録。シンセをフィーチャーし、刑事物にしてはソフトな印象を受けるテーマ曲。メロディは間違い無くチプリアーニです。ムーディーなボサにアレンジされたバージョンはイイ感じです。他の曲はファンクなナンバーが中心です。チプリアーニのピアノでシットリと聴かせる綺麗な曲も良いです。捨て曲はありません。
★★★☆
コンコルド(POLYDOR)
★★★
コンコルド (東芝EMI)
「テンタクルズ」を連想させる曲調の「アドヴェンチャー・フライト」、この曲をスローにした「愛のテーマ」。綺麗な曲です。計4曲収録されていますが、それぞれアレンジが違っていて面白いです。ラウンジ・ミュージック全快の「マルティニカ・バウンス」、「リズミック・フィーリング」も、中々イイです。シンセを使った曲が、ほとんどだと思います。軽いナンバーからサスペンスまで幅広く聴かせてくれます。
2曲入EPです。B面が「コンコルドの愛のテーマ」のカバーです。小阪恭子と言う歌手が唄い上げています。出来としては普通ですが、ファンとしては外せない作品ですね。ちなみにアレンジは井上鑑さんです。A面はチプリアーニのナンバーではありません。
1980
★★☆
INCUBO SULLA CITTA CONTAMINATA (LMCD)
★★☆
エデンの園 (キャニオン)
ミステリアスな雰囲気が出ている「L'ATTESA」、明るいラウンジ・ナンバーの「SUTAIN」、同じく似たタイプの「MASQUERADE」。同じ曲が何曲も入っていて、しかもアレンジが、ほとんど同じなので聴いていて飽きます。
2曲入EPですA面はチプリアーニの書いたサントラからのナンバーのサビだけ頂き、それ以外の部分を林 哲司さんが作曲した曲です。西沢 守なる男性歌手が歌っていますが、殆どチプリアーニの曲みたいなモノです。B面はサントラから「ミケレとアレッサンドラ」を収録。
★★★
エデンの園 (キャニオン)
★★★★
エデンの園 (キャニオン)
「愛に捧ぐ」のイントロとアレンジは、ほとんど「ベニスの愛」、そしてメロディーは「ラスト・コンサート」みたいな曲です。こんな曲はお手の物なんでしょうね、上手いです。「ふたりのプレリュード」は軽快なボサ・ナンバー、「さまよい」は「テンタクズ」風だし、今まで自分が書いてきた曲を少しアレンジを変えてやっている、そんな作品です。
左に紹介しているアルバムに未発表曲を12曲追加してのCD化。12曲、全てがアルバム収録曲の別バージョンです。そのバージョン違いですが、ここではチプリアーニの見事なアレンジの腕前が発揮された形になってます。
 
★★★☆
RHYTHMICAL MOVEMENT - NO1 (CAM)
★★★☆
RHYTHMICAL MOVEMENT - NO2 (CAM)
ライブラリーレコードです。アルバムのタイトル通りの、リズムを強調したナンバーが数多く収録されています。テンポ早めのジャジーな「CHANGING FACE」、チプリアーニらしい旋律が聴けるラテン風な「LIVING AND LOVING」、コロ・コロ転がるピアノの音色にホーンが旋律を奏でる明るく楽しいサンバの「BRASIL CONNECTION 」、ベースがガン・ガン響き、エレピ、フルートが絡むファンキーな「DON'T TAMPER WITH MY THINGS」等、普段のチプリアーニの作品とはかなりイメージが違う作品です。
ライブラリーレコードです。14曲中チプリアーニの曲は9曲です。「NO1」もそうでしたがリズムを主体にした曲が多く、その辺はライブラリーらしい所です。こちらの方がより一層強調された曲が多く収録されています。そんな中でチプリアーニらしい曲はシンセ、ブラスによるディスコ・タッチの「THE MAGIC TOUCH」、 同じテーストの「WITCHES CONVENTION」、ループするパーカッションに ホーン、ストリングスが徐々に絡んで行くミステリアスな「RUN AND WARM HIM」等、各曲の出来は良いです。特に 「RUN AND WARM HIM」はカッコイイです。
 
★★★★★
SWEETNESS (CAM)
   
ライブラリーレコードです。13曲中、チプリアーニのナンバーが6曲入ってます。「P.ICHARD'S THINGS」は、サックス、エレピによるムーディーなナンバー、シンセをフィーチャーした大野雄二さんの曲を思わせるバラードの「SWEET MEETING」、チプリアーニの真骨頂でもある美しい旋律の「DAYS OF DREAMS」、ギターが主旋律を奏でる青春映画のテーマ的「TEDDY」、同じ路線の「WHY EMANUELLE?」は、少し間抜けなシンセの音色が面白いです。フルートによる「LIKE A CELEBRITY」、これも綺麗な曲で良過ぎます。6曲全て完璧。    
 
★★★☆
TRES MUJERES DE HOY (BELTER)
★★★
SPEED DRIVER (CAM)
スペイン映画のサントラです。男性ボーカルが甘く唄うバラードの主題歌「NADIE COMO TU」、スローなテンポにピアノが奏でるリラックス・ナンバーの「SAN DIEGO」、ミステリアス風な旋律にサックスソロが加わる「EL ATENTADO」、何故か「ベニスの愛」のテーマをディスコ・アレンジでやっている「TO BE THE ONE YOU LOVE」、同じくディスコ・アレンジで聴かせる「WHAT CAN I DO」は男女の唄が入ったナンバーで、ソウルフルです。どんな映画でも手抜きなしに聴かせてくれる点はさすがチプリアーニと言った感じですね。
2曲入EPです。A1「I CROSS THE ROADS」は男性ボーカルが歌うスロー・バラードです。B1「AMONG THE PITS」はシンセをフィーチャーしたドラマティックなナンバーで、トロヴァヨーリの「女性上位時代」を明るくした感じです。断然B面の方がイイです。

1981

★★
MOONLIGHT WALK (WEA)
★★☆
TIMIDO Y SALVA JE (HISPAVOX)
2曲入EPです。A1「MOONLIGHT WALK」はピアノとオーケストラによるインスト・ナンバーで、普通のイージーリスニングです。B1「MADLY IN LOVE」もハーモニカをフィーチャーしたインスト・ナンバーです。まだ、こちらの方がイイです。
3曲だけはチプリアーニではありません。男性ボーカルが唄うカントリー風な「THE ROAD TO CALIFORNIA」、同じく男性ボーカルが唄う軽いロックの「YOU'VE GOT TO BE MEANT」。この2曲のアレンジ違いのインストが何曲も収録されています。「TINTIKITIKITIN」は男女のコーラスが「TINTIKITIKITIN」と言う歌詞をひたすらメロディに載せて繰り返すナンバーですが、これがイイです。ギター、ハンド・クラップとシンセが少し入るシンプルなアレンジでやっています。全体的にはイマイチです。
1982
★★★
殺人魚フライング・キラー (GM)
★★★
殺人魚フライング・キラー (DIGITMOVIES)
動物パニック・ホラーを連想させるスリラー・ナンバーとまったく関係無いラウンジ・ミュージックが入っている作品です。テーマ曲の「PROFONDO SINFONICO」はピアノとオーケストラを使った綺麗なナンバーで、この曲はイイです。この曲のアレンジ違いが3曲。スリラー系の曲の出来がイマイチです。「CLUB ELYSIUM」、「ESCAPE TO PARADISE」、「FUN AT THE ELYSIUM」のラウンジ・ミュージックは気持ちイイです。
LP収録曲に1曲を追加してCD化した作品です。シングル・バージョンが追加されています。LPとは曲順も違っています。
1983
★★
UN POVERO RICCO (START)
   
「GIRL IN BLUE」は軽いタッチの爽やかナンバーです。曲は間違いなくチプリアーニと判るメロディーです。コミカルな「PRETTY BOY」、「HALLOWED WALL」、「ラスト・コンサート」にそっくりなナンバーの「FIGURATIONS」、「EXUBERANT YOUTH」。特に「「EXUBERANT YOUTH」」の方はハーモニカをフィーチャーして、そのままです。自分の書いた曲だからイイと思いますが。全体的に軽い曲が多いです。    
1984
★★
FUOCO INCROCIATO (CINEVOX)
★★☆
I RAGAZZI DELLA VALLE MISTERIOSA (TRIPLE)
「RAGE」は早いテンポにイタリアン・ポリスアクション風な旋律が奏でられるナンバーです。戦争映画風な「LA NUBE TOSSICA」、スローで綺麗なナンバーの「LA BASE NUCLEARE」等、チプリアーニにしては珍しい余りメリハリが無い曲が並びます。イマイチの出来です。
2曲入EPです。A1「FULLTIME PIANO」はチプリアーニが得意なピアノによる綺麗なナンバーです。B2「LA VALLE INCANTATA」はシンセを使ったナンバーで、曲調は壮大な感じのメロディーです。どちらもまあまあの出来です。
1985
★★★★
EFFETTO AZZURRO (?)
   

飛行機が主役のドキュメンタリーのサントラLPです。タイトルナンバーの「EFFETTO AZZURRO」は、大空を飛行機が飛んでいるシーンに流れていそうな壮大な雰囲気を感じさせてくれつつ、基本路線はお馴染みの綺麗な旋律に仕上げています。この曲のアレンジ違いが何曲か入ってます。サスペンス風な「BASSA QUOTA」、刑事物のテーマみたいな感じの「GEOMETRIA VARIABILE」は、サックスをフィーチャーして聴かせてくれます。カッコイイ。「コンコルド」のテーマに似ている「CAVALERI DEL CIELO」等、全曲イイです。

   
1987
★★☆
COLLANA DI PERLE (YUR)
   
ライブラリーレコードです。ピアノが奏でるチプリアーニらしい曲調の「COLLIER DI BRILLANTI」、ワルツのリズムにピアノが旋律を刻む「DIADEMA DI SMERALDI」、サンバのリズムを取り入れた南国ムード漂う「TROPICO DEL CAPRICORNO」等、出来としてはまあまあです。    
1989
★★
ジョーズ・アタック (DIGITMOVIES)
   
シンセ主体のタイトル曲の「PRELUDIO E TITOLI DI TESTA」。中盤以降に主旋律が入って来ます。アクション映画の音楽と言った感じ。アレンジは軽いです。この曲の旋律を使用した別バージョンが沢山入ってます。ゴブリンのホラー作品(後期)みたいな「BANDIDOS」、サスペンスタッチの「PIANO MISTERIOSO」、民族音楽の「PACO」等、全編シンセによる演奏と思われる作品。その点がイマイチです。    
1989
★★★☆
DON BOSCO (CINEVOX)
★★★☆
DON BOSCO (VERTA NOTE)
悲しげな旋律が胸を打つテーマ曲の「TEMA DI DON BOSCO」。アレンジ違いが9曲。一転して爽やかな旋律をハーモニカ、ハープシコードで聴かせる「LA GITA ALLE CASCATE」は、「ラストコンサート」に似ています。ピアノが奏でる静かなバラードの「L' AMORE DEI GIOVANI」、ストリングスを使ったサスペンス風な「I MOTI RIVOLUZIONARI」等です。基本は1のテーマ曲ですが、そこはチプリアーニ先生、色々なアレンジで聴かせてくれます。さすが職人。

LP収録曲に未収録曲8曲を追加してのCD化。その追加曲ですが、全てLP収録曲の別テイクです。チプリアーニにしては珍しくLP収録バージョンと余り変わりがありません。それと、曲が皆短いです。

 
★★★
AMORI (RCA)
★★☆
MARE VIVO (RCA)
コンピレーション作品だと思います。色々な作品からピックアップして収録してあります。チプリアーニは3曲のみです。ピアノが奏でる悲しい旋律の「IL VIZIO DI VIVERE」、アレンジ違いの「ROSANNA」7、ストリングス主体のラブ・バラードの「IL NINFEO」です。3曲ともチプリアーニらしいナンバーで、この手の作品はお手の物なんでしょうね。
チプリアーニが自らの曲をカバーしている作品です。3曲だけ違う人の曲です。過去に何回もカバーしている「ベニスの愛」をここでもカバーしています。特にテーマ曲は5分もあるナンバーに仕上がっていてる力作です。「SONATA AL CHIARO DI LUNA」ではベートーベンの曲をチプリアーニのピアノでシッリトと聴かせます。
1990
★★
TOPAZIO E LE ALTRE (FIVE)
★★★
ルチオ・フルチの地獄の門 2 (DIGTMOVIES)
チプリアーニは3曲のみです。「TOPAZIO LOVE'S THEME 」はサンバ風なリズムにピアノが旋律を奏でるインスト・ナンバーです。「JOLANDA」、「DOCTOR SANDOVAL」はピアノがメインのインスト・ナンバーで綺麗な曲です。3曲ともアレンジがイマイチです。
3作品が収録されているCDより12曲収録。フルチ監督作品ですのでホラーでしょうか?。収められているナンバーも、ゴブリン系のシンセサウンドが中心。3曲目に入っているテーマ曲と思われるプログレナンバー、ゴブリンを思わせる仕上がりですが、ゴブリンよりも上品です。この曲、ループするギターのリズムが非常に耳に残ります。これ以外の曲は、メロディがしっかりした曲と言うよりはいかにも劇伴と言えるナンバーが中心です。26曲目のナンバーはラウンジテースト炸裂してます。
1991
★★★☆
SE NON AVESSI L'AMORE (VERITA NOTE)
   
テレビドラマのサントラです。1曲目のテーマ曲は、ピアノが主旋律を奏でるチプリアーニらしい綺麗なナンバーです。3曲目に入っている切ない旋律が響くナンバー、これはテーマ曲より良い曲だと思います。大体、この2曲が中心で、例によってアレンジを変えて色々やってます。曲の出来が良いので飽きずに聴いていられます。    
1993
★★★★
L'ISPETTORE ANTICRIMINE (CINEVOX)
 
サスペンスな雰囲気をかもし出す「THE HOT CHASE」、「CITY PATROL」。ピアノが奏でるリラックス・ナンバーの「END TITLES」、「TENDER TIMES」。アクション&サスペンス作品でお馴染みのベースラインが聴ける「MAIN TITLES」等、各曲の出来はイイです。    
 
★★★
SOLAMENTE NERO ( LUCERTOLA)
★★★
SOLAMENTE NERO (DIGTMOVIES)
ミステリアスな感じの曲調のテーマ曲、途中からベースが響き、シンセが鳴り響く、まるでゴブリンです。詳しい事は判りませんが、このサントラにゴブリンが絡んでいるみたいです。全編ゴブリン風サウンドが聴けます。それにして曲が短過ぎます。
左に紹介しているCDの再発盤です。内容、曲順等全て一緒です。一様、コチラのCDの音源はデジタルマスタリングされていると言う事ですが、それ程劇的な変化は感じられません。若干音がハッキリしたかな?。程度です。まあ元の音源自体が良く無いので仕方が無い所ですですけど。
1996
★★★☆
アモロッサ・チプリアーニ (AVANZ)
   
アーバンズ・レコードから出ている日本の編集盤です。CD未収録曲を中心に収録されているので結構イイです。マカロニ・ナンバーは入っていません。    
1996
★★★★
SINFONIA VATICANA (CINEVOX)
   
オーケストラと女声スキャットが奏でるスローなナンバーの「RESURRECTION」、「.THE LAST JUDGMENT」、クラシカルな2、8、往年の旋律が聴ける「CANOVA'S DREAM」、「ANDANTE ARIOSO」、「FESTIVAL OF THE BELLS TOTAL TIMING」16等、まだ、まだイイ曲書けます。偉い。全体的には静かな曲が多いです。    
2002
★★★
シニューレ・チプリアーニ・テンポ (RAMBRING)
★★★★★
モア・アモロッサ・チプリアーニ (VOLCANO)
日本独自の企画盤です。個人的には所有しているレコードからの音源が殆どですが、初めて聴くナンバーもあり、中々イイ内容だと思います。以前出た(もう廃盤)「アモロッサ・チプリアーニ」とダブっている曲もありますが、別に気になりません。「ラストコンサート」からも2曲収録されていますが、有名なテーマ曲をあえて外した辺りは少しひねりを入れているんでしょうか。
チプリアーニの日本独自の企画盤です。20曲全てCAMの音源を使用した内容になっています。これが凄いの何の。8曲は聴いた事がありましたが、他の曲は初めて聴く曲や自分が持っているレコードとはアレンジが違っていたりと、正にレア・トラック満載の作品です。久しぶりに満足の行く内容の素晴らしい作品です。
2005
★★
PIANISSIMO (RAI TRADE)
   
チプリアーニのピアノをフィーチャーしたアルバムで、イージーリスニングのアルバムみたいです。殆ど新曲みたいです。お馴染み「ベニスの愛」も入っています。他の曲に比べると、この曲だけは別格と言った感じです。    
2006
★★★☆
THE SOUND OF LOVE & DEATH (NOSHAME)
   
2枚組のジャーロ映画のDVDの付録として付いているCDです。チプリアーニのベスト盤的な内容で、全18曲全てCINEVOX音源のナンバーが収録されています。お馴染み「ラストコンサート」も入っています。過去に発売されているCDとダブル曲も結構ありますが、初めて聴くナンバーが3曲収録されていています。「LA POLIZIA HA LE MANI LEGATE」はEPに収録されていた2曲しか聴いた事がありませんでしたが、このCDには初めて聴く2曲が入っています。    
年代不明
★★★
PARATA DI SOLISTI (HIT)
★★★★★
ARIOSO (NEW YORK)
ライブラリーレコードです。チプリアーニの変名作品と言う事です?。タイトル通りのフルートが旋律を奏でるボサの「FLUTE IN BOSSA」。これはチプリアーニを思わせる曲調です。これは良い曲です。ワルツのリズムに乗る悲しげな旋律の「THE LAND OF MY DREAMS」、ストリングス、トランペットによるスローバラードの「BLUE MELLOPHON」等、色々なタイプの曲が聴けます。
ライブラリーレコードです。確認出来る所では「ベニスの愛」のセルフカバーや、女性ボーカリストに書いた曲のインスト等も入ってますので、編集盤みたいな感じかも知れません。しかし、出来は完璧。スローなバラードの「ARIOSO」、「VORREI REGALARTI UNA SCUSA」等の静かな曲を収録したA面。がらっと変ってアップテンポなナンバーを収録したB面。こちらが最高。アレンジはディスコテーストですが、格好良い曲ばかりです。「COMBALO SUITE」、「EL BOM」が特にイイです。
 

 

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